
いよいよ夏本番ですね。強い陽射しを反射する白い色はまさに夏の色です。綿や麻などの素材が、輝くような白さで揺れるのはいかにも涼しげ。
でも、ちょっと待ってください。綿や麻の生成り(きなり)は薄黄色、ということは白い色に染めている?
ほとんどの繊維は薄黄色です。綿や麻、ウールやシルクであっても、原毛の状態では薄く黄ばんで見えます。このままのナチュラルな素材使いが、「生成り」として親しまれている」わけです。純白あるいは輝く白さに見えるようにするためには、黄色の補色(正反対の色)である青味を加えることによって、目の錯覚で「白」に見える蛍光増白剤(蛍光塗料)が表面に塗られています。
蛍光増白剤は紫外線を吸収して分解します。蛍光増白剤は、太陽や蛍光灯に含まれている紫外線を吸収して分解する性質があります。このことから、純白の生地であっても、しだいに本来の黄味がかった色に戻っていきます。
また、汗が染み込むと繊維を一層黄ばませてしまうので、まめなクリーニングをおすすめします。